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【舞いあがれ】桑原亮子(脚本家)の病気は難聴?生い立ち経歴/代表作ドラマの評判は?

現在放送中のNHKの朝ドラマ「舞い上がれ」。
その脚本を担当しているのが脚本家で歌人の桑原亮子さんです。

子ども時代に重度の難聴を患ったという辛い過去を持っています。

そんな桑原亮子さんが一体どんな人生を歩み脚本家になったのか。
今回は「舞い上がれ」脚本担当である桑原亮子さんについてまとめました!

 

桑原亮子のwikiプロフィール!本名/年齢/生年月日/出身/身長は?

桑原亮子さんの基本情報について簡単にまとめました!

〇 桑原亮子のプロフィール

  • 名前:桑原 亮子(くわはら りょうこ)
  • 生年月日:1980年(41 – 42歳)
  • 出身:京都府京都市
  • 最終学歴:早稲田大学
  • 職業:脚本家、歌人

桑原亮子さんは京都府京都市出身の脚本家であり歌人です。

重度の聴覚障害を持っていることが知られています。

桑原さんは脚本家であまりテレビなどの表舞台には出演していないので
公開されている情報が少なめです。

身長についてですが過去に俳優の柄本佑さんと共演しており
その際にお2人が並んだツーショットがTwitterで投稿されています。

身長が182 cmの柄本さんより15 cm程度低いように見えるので
おそらく桑原さんの身長は少なくとも160 cm台だと考えられます。

一般女性と比べたら高い方に入るのではないでしょうか。

 

また、内面については耳が聞こえないというハンディを補おうと勉強を頑張ったり、
資格の取得に向けて頑張っていたことをインタビューで話されていました。

このことから非常に努力家な一面が見えてきますね。

 

桑原亮子の生い立ちと経歴!中学/高校/大学/最終学歴/短歌や脚本の受賞歴は?

ここからは桑原亮子さんの生い立ちと経歴を覗いていきたいと思います!

 

難聴に苦しんだ学生時代

桑原亮子さんは小学6年生のときに耳が聞こえにくくなり、中学進学後に難聴と診断されます。
この難聴は原因が不明のものでした。

 

中学生のころは兵庫県西宮市の私立中学に通学していましたが
中学2年生のときに阪神淡路大震災で被災するという辛い経験を経ます。

 

自身の難聴について友人などに打ち明けることがなかったという桑原さん。
ハンディを隠してしまったがために起こった悲しいエピソードがあります。

それは、高校生のころ。

桑原さんは友人と会話しながら下校していました。
耳が聞こえにくい桑原さんはなんとか会話を聞こうとどんどん友人の方に寄ったそうです。
すると、友人が道の端に追い詰められて溝に足を突っ込んでしまったのです。

これには友人も怒ってしまったのだとか。

しかし、耳が聞こえにくいことを隠したかった桑原さんは「話に夢中になってしまった」
と誤魔化したと話しています。

 

耳が聞こえにくいというマイナスをなんとか埋めようとした桑原さんは
早稲田大学第一文学部に進学し、弁護士資格の取得を目指します。

しかし、このころに難聴がさらに悪化し20歳のときには
人の声が全く聞き取れなくなってしまいます。

その結果、弁護士の夢を諦めなければならない状況に追い詰められてしまいました。

 

文学雑誌がきっかけで脚本家への道へ

弁護士の夢を諦めかけた桑原亮子さんにある転機が訪れます。

それは書店で見かけた1冊の文芸雑誌でした。
雑誌には一般の人が投稿した詩・童話を掲載するコーナーがあり、
それを見て身近な幸せや喜びをつづった文章に感動したそうです。

そして学業の傍ら童話や詩を書いて出版社へ投稿を始め
早くも童話が雑誌に掲載されていきます。

この偶然の出来事から「書く仕事をしたい」と思うようになったそうです。

 

大学生を卒業した後は、ドラマや映画が好きで自分も書きたいという理由から、
してシナリオ・センター大阪校でシナリオについて学びます。

その一方で2008年に「塔」短歌会に入会し、歌人としての活動も始めます。

入会してから2年後には皇居・宮殿で開かれる「歌会始の儀」の
入選者10人に選ばれました。

当時の「歌会始の儀」には2万802首もの応募があったのでその中から
選ばれるというのは非常に素晴らしいことだとわかりますね!

ちなみに選ばれた歌の着想は飛騨地方で見た
「赤や黄に染まった葉にも落ちて踏まれた葉にも満遍なく光が当たる光景」でした。

その後は脚本家としての活動もめざましく

  • 第41回創作ラジオドラマ大賞 奨励賞
  • 第35回BKラジオドラマ脚本賞 最優秀賞
  • 第54回ギャラクシー賞 奨励賞
  • 第72回文化庁芸術祭 優秀賞

など数々の賞を受賞します。

 

一度は夢を諦めたましたが、文学者としての才能を発揮して
数々の文学作品を制作しています。

 

桑原亮子の現在の病気は難聴の聴覚障害?

桑原亮子さんは学生のころに感音性難聴という病気を患いました。

 

感音性難聴とは鼓膜よりもっと奥の神経に障害があることで起こる難聴です。

高い音が聞こえにくかったり、複数の音を一度に聞いた時に特定の音を聞き分けたりすることが難しくなるといった特徴があります。

また、感音性難聴は治療が難しく、補聴器を使っても聴力を補う事も難しいとされています。

 

今では低い音がやっと聞き取れるほどと話されている桑原亮子さん。

しかし厳しい状況でも数々の作品を生み出しているというのは
多くの人達に勇気を与えてくれていますよね!

 

桑原亮子は結婚して旦那(夫)や子供がいる?家族構成は?

桑原亮子さんの家族に関する情報は全くといっていいほど
明かされておらず、不明です。

しかし、中学時代は祖母の家に下宿して学校に通っていたというエピソードがあります。

また、インタビューでも桑原さんの家族に関する言及が見られません。

両親が離婚などをしていればその話が必ずあるはずなので
おそらく両親はいると思われます。

また、結婚していたり、子どもがいるという情報もないので
独身だと考えられます。

 

桑原亮子が脚本を手掛けた代表作品を紹介!おすすめの人気作品は?

桑原亮子さんが今までどんな作品を手がけてきたのかを紹介します。

 

心の傷を癒すということ

「心の傷を癒すということ」はNHKで2020年1月18日から2月8日まで
放送されたドラマになります。

このドラマは阪神・淡路大震災から25年経ったことに際し制作されました。

主演は柄本佑さんで精神科医を演じています。

 

あらすじはこちらになります。

阪神・淡路大震災発生時、自ら被災しながらも、他の被災者の心のケアに奔走した若き精神科医・安克昌(あん・かつまさ)氏。手探りながらも多くの被災者の声に耳を傾け、心の痛みを共に感じ、寄り添い続けた日々。震災後の心のケアの実践に道筋をつけ、日本におけるPTSD(心的外傷後ストレス障害)研究の先駆者となりました。在日韓国人として生まれ、志半ばでこの世を去りながらも、険しい道を共に歩んだ妻との「夫婦の絆」と、彼が寄り添い続けた人々との「心の絆」を描きます。

出典:NHKドラマ

 

ひとつひとつのシーンが感情の密度が濃く、緻密な作品だと評価されました。

その結果、「ギャラクシー賞奨励賞受賞」や「放送文化基金賞番組部門テレビドラマ番組最優秀賞受賞作」を受賞するなどの評価を得ました。

そして2021年には映画となって放送されました。

桑原亮子さんが脚本を担当した中で1番人気になったといっていいほどの作品です。

 

ホーム・ノット・アローン

2つ目に紹介するのは2020年5月18日から5月22日まで放送された
NHKのショートドラマ「ホーム・ノット・アローン」です。

あらすじは、

在宅勤務中、1人暮らしのマンションのドアが壊れ、部屋に閉じ込められてしまった田中くみ子(桜庭ななみ)は、修理屋さんにテレビ電話をかけたつもりが、間違えて見ず知らずの居酒屋の店長(松下洸平)の自宅にかけてしまう。それをきっかけにお互いにテレビ電話をかけ合う関係になった二人は、少しずつ自分のことを語り出していき…。

出典:NHKアーカイブス

 

主演は桜庭ななみさんと松下洸平さんの2人が演じています。

当初は関西地域でしか放送されていませんでしたが
全5話を再編集した完全版が全国でも放送されました。

このドラマはスマホのメッセージでお話が進むという今の自粛の情勢を
うまく取り入れた斬新な内容になっています。

シンプルではあるものの丁寧に練られた構成が好評となっています。

 

彼女が成仏できない理由

3つ目はNHKで2020年9月12日より10月17日まで放送された
ドラマの「彼女が成仏できない理由」です。

あらすじは、

漫画留学で日本に来たエーミン。入居を決めたアパートには、一癖も二癖もある訳アリな住人たち。そして何よりもエーミンの部屋には、色白で黒髪の幽霊(玲)が!!!! 幽霊と共同生活を始めることになり…

出典:NHKオンライン

森崎ウィンとももいろクローバーZの高城れにさんが主演を務めています。

人と幽霊とのラブコメディーという今まで見たことがない
斬新なストーリーが特徴となっています。

コメディーではありますが非常に心温まる内容となっていて
特に第5話の海辺のシーンの美しさを絶賛する声があがっています。

 

桑原亮子の脚本の特徴や評判/口コミは?

桑原亮子さんの脚本の特徴として

  • 登場人物の心の動きが緻密に描かれている
  • 心温まるストーリー性

の2つがあげられると思います。

 

桑原亮子さんが脚本を担当した作品の口コミを見ると

  • 心の動きが軽快に描かれていて飽きを感じさせない
  • 非常に丁寧で緻密な心理描写がすごい
  • 心が安らかになる

などといった好評の声が集まっています。

 

実際に「舞い上がれ」でも幼い主人公「舞」やその周りの人物たちの
人物像が丁寧に描かれていました。

現在放送されている「航空学校編」は桑原亮子さんが担当していないためか、
桑原さんの素晴らしい演出を惜しむ声があがっています。

五感では感じにくい心の動きを鋭敏に捉えて巧みに表現しているのが
人気の秘密なのかもしれません。

 

まとめ

今回は「舞い上がれ」などの脚本を手がけた桑原亮子さんについてまとめました!

感音性難聴という大きなハンディを持ちつつも人の内面を捉えた
緻密な脚本で多くの評価を得てきました。

現在はNHKのドラマでの脚本が中心ですが、今後は他のテレビでも
脚本を務める可能性がありますね!

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