TRENDLABOのカオス(@trendlabo_jp)です!
2022年11月21日、全国で初めて「替え玉受験」が摘発され、就職適正診断テストの代行業者が逮捕される事件が発生しました。
逮捕されたのは田中信人容疑者です。
今回の記事では、
・替え玉受験の刑事法や手口の内容
・田中信人の Twitter アカウントや証拠画像を特定
・依頼した女子大生は誰で 就職先はどこ?
について まとめてみました。
目次
替え玉受験の手口は?刑事法は何?
替え玉受験とは、 進学テストや就活試験において 受験者 以外の人が本人に なりすまして 試験を受ける不正行為です。
もちろんこれは違法に当たります。
なりすまし受験について成立する犯罪は、
①有印私文書偽造罪・偽造有印私文書行使罪
②建造物侵入罪
③偽計業務妨害罪
などが挙げられますが、今回の事件は
「コンピューター犯罪」というカテゴリーに 区分されており、「電磁的記録不正作出・同供用容疑」の疑いで逮捕されています。
これはなぜかというと、今までは文書の偽造というアナログのみの不正行為だったものが、IT技術の発展によりデジタルデータによる不正も含まれるようになったからです。
https://twitter.com/fazelbeats/status/1594843278548951040?s=20&t=M466oWGkcnePnRm6HNS6NQ
つまり、本来は就活生が作成すべきWebテストの回答というデータを、代行業者である田中信人が「電磁的記録を不正に作り出した」疑いでの逮捕となりました。
田中容疑者は Twitter アカウントで依頼を募集しており、 LINE アカウントに誘導して相談を受けていたようです。
試験の代行は1科目あたり2000円で請負い、テストの通過率は95%以上だったのだとか。
また、オプションサービスとしてZoomの画面共有 や出張も可能としていました。
田中信人のTwitterアカウント「@webtestdaikou99」と勧誘方法の証拠画像は?
田中信人の Twitter アカウントはこちらだと特定されています。
Twitter の ID は「@webtestdaikou99」です。
アカウントのプロフィール画面ではリクルート社の Web テストの画像が使用されています。
2020年の8月からこのアカウントは 使われていたようですが、 Web テストの請負経験は約4年とのこと。今まで依頼を受けた点数は合計4000件以上にものぼるのだそうです。
通過実績のある主要企業も記載されていました。
ツイートの数は1000を超えており、その中にはWebテストに対する田中信人容疑者の考え方がわかるツイートがありました。
「ウェブテ代行に文句言う人いるけどほっとけばいい。使えるもん使わんくてどーすんのって話。マジで一生決めるからね。就職してから、って綺麗事言う人いるけど入る企業で生涯年収とかほぼ決まる。
人生ってそーゆーもんなんよ。」
彼の考えとしては、「一般教養がある人と仕事ができる人は別であり、Web テストでボーダーを引かれて落ちるのはもったいない。それで人生を左右する生涯年収も変わってくるのだから、使えるものは使った方が良い」という信念を持っているようです。
また、このようなツイートもありました。
「信頼関係を大事にしておりますので、基本的には個人LINEを教え、振込先も自分のフルネーム名義にしてます。笑
前払い限定の方、就活生の個人情報はもらうのに自分の情報を渡さない方は危険ですので気をつけてください。」
絶対に身元を明かさないわけではなく、自分の個人の連絡先や振込先をそのまま教えていたことが分かります。
替え玉受験がバレた理由は?依頼した女子大生や就職先の会社どこ?
SNS を通じて 依頼した女子大生は誰なのか調べてみましたが、実際は個人ではなく2022年1月以降だけで約300人もの学生さんから依頼を受けていたということが判明しています。
最大手ゼネコンに1位でテスト通過させたこともあるようです。
今回、摘発されるきっかけとなったのは、
東京都内の クレジットカード会社にエントリーをしていた女子大学生の代行依頼によるものでした。
このクレジットカードの会社は 就職活動での採用試験の評価の一つとして Web テストを取り入れていたそうです。
ネット環境さえあれば 、ID とパスワードだけでどこでも簡単にテストを受験できるようになっていたため、簡単に不正行為が出来てしまったのではないか?と言われています。
この女子学生は、これまでに約20社のウェブテストの受験を 田中信人容疑者に依頼しており、共犯の容疑を持たれています。
まだ、この女子大生の名前や顔画像などは明らかにされていませんので、情報が入り次第追加していきます。
なぜこの事例が摘発のきっかけになったか?その経緯はまだ明らかにされていません。
また情報が入りましたら追加していきます。
世間の反応は?リクルートの発言に非難の声も
https://twitter.com/AZ8Q7AwgftNEDr5/status/1594834834936852481?s=20&t=M466oWGkcnePnRm6HNS6NQ
リクルート「就職みらい研究所」栗田貴祥所長
「自分の希望通りに最初に就職できるかということは非常に大きな関心事。そういった心持ちにつけこみ『替え玉受検することはそんなに大きな問題ではないんだよ』といううたい文句で不正行為に走らせてしまうというようなことは感心できない」ここ最悪
— 老舗モアイ (@nok0714) November 22, 2022
承前)もちろん、替え玉で就職できたとしてもその後苦労なさるだろうことは想定しやすいことで、普通に受験したのでは就職できないと思わせてしまうような状況は異常なようにも思います。
そして、リクルート関連の方の他人事なコメントには強い違和感がありますね。— 大神令子(特定社会保険労務士) (@oogami_sr) November 21, 2022
・こういう仕組みを作ったリクルートが最後にコメント
・こういう能力を使っても"300件ほどの依頼を受け、総額400万円以上"しか稼げない経済状況【独自】全国初摘発 京大院卒の男が就活テスト替え玉受検か“4千件以上 通過率95%” 「人の心の助けにもなる」 https://t.co/kW8RkapqDu
— さわだたけし (@tks627) November 21, 2022
まとめ
彼のツイートや学生とのやりとりを見てみると「頼ってもらえることが嬉しい」「就職後も何かあればサポートしたい」という発言が多く、彼は彼なりの正義感や信念を持ってやってきたのかな…と思うところも見受けられました。
罪の意識はなく、むしろやりがいを感じながら学生さんと接してきた様子も伺えます。
続々と内定報告受けテンションがあがってます!相談乗った方が納得して終活されるのは本当に嬉しいです。
テスト担当した方にはいろんな相談乗って最後までサポートするので気軽にご連絡くださいね〜#webテスト代行 #ウェブテスト #23卒と繋がりたい #24卒と繋がりたい #就活 #転職活動 #インターン pic.twitter.com/gVLqZHBDMa
— ももまろ (@nekosukiabcd) June 6, 2022
続々と内定報告きてます〜
ここまで感謝されるとほんとにやりがいを感じてます。これからも引き続きやりとりさせてもらう方も多いのかな〜と思ってます。頼られたらマジで最後まで僕も頑張ります!#webテスト代行 #ウェブテスト #23卒と繋がりたい #24卒と繋がりたい #就活 #転職活動 #インターン pic.twitter.com/8zXc7AJZfD
— ももまろ (@nekosukiabcd) June 5, 2022
内定報告いただいてここまで言ってもらえると本当に嬉しいです。
頼っていただいたら就活中も、もしよければその後も全力でサポートできればと思ってます。
悩まれてたら気軽にご相談ください!#webテスト代行 #ウェブテスト #23卒と繋がりたい #24卒と繋がりたい #就活 #転職活動 #インターン pic.twitter.com/znuS6gMnLv— ももまろ (@nekosukiabcd) June 1, 2022
めちゃくちゃ頼ってくれた方からです。お金をもらってる以上責任持ってやってるので、感謝してもらえるのは本当に嬉しいです。
頼ってくださる方は全力でテストに限らずサポートするので気軽にご連絡ください。#webテスト代行 #ウェブテスト #23卒と繋がりたい #24卒と繋がりたい #就活 #転職活動 pic.twitter.com/BhaMMhLl5R
— ももまろ (@nekosukiabcd) May 30, 2022
信頼してくださってる方は全力でサポートしますので頑張っていきましょう!
人生かかってるのにケチるような人らにはマジで負けないように頑張ります。その数千円が生涯年収億単位で変えるかもしれんのに。#webテスト代行 #ウェブテスト #23卒と繋がりたい #24卒と繋がりたい #就活 #転職活動 pic.twitter.com/1uMZl7cn0j— ももまろ (@nekosukiabcd) May 6, 2022
実際に、就職難で病んでいる学生はかなり多いです。
何回Web テストを受けても落ちる人の 苦悩やプレッシャーなどの心情に触れるうちに、「これは日本の制度を変える必要があるのではないか?」とも感じられました。
また情報が入り次第追加していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。