話題のネタ

【大阪王将炎上】なめくじ食べたらどうなる?味は苦い?寄生虫は危険?怖い死亡事例と予防法まとめ

TRENDLABOのカオス(@trendlabo_jp)です!

現在「大阪王将仙台中田店の厨房がナメクジだらけだった」という内部告発がネットで炎上し、話題となっています。

元社員である「おとはPさん」の暴露によると「ナメクジが大量にいすぎて 寄生虫がヤバい」との発言がたくさん見られます。

告発によると、卵を割るときに使っている鍋に、なめくじがいることが多く、料理によっては卵をしっかり加熱せず提供する料理もあるので、非常に危険とのこと。

具体的な大阪王将のメニューでいうと、チャーハンはしっかり加熱しているそうですが、半熟で仕上げる天津飯や、1番ヤバいのは従業員によって卵が半生で十分な加熱がされていない「中華丼」だそうです。

気持ち悪いのはもちろんですが、衛生面も気になるところ。なめくじを食べてしまったり、なめくじが這った粘液の付着したものを口に入れてしまうと、どうなってしまうのでしょうか?

「なめくじで死亡した事例もある?!」ということで、今回は怖いものみたさで詳しく調べてみました。

なめくじの寄生虫「広東住血線虫」とは?

梅雨になるとよく見られるナメクジ。
単に気持ち悪いだけかと思いきや、想像以上に恐ろしい生物であることが判明しました。

その理由は、ナメクジには「広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんじゅう) 」という名前の寄生虫(成虫は約2cm)がいるからです。

この寄生虫は、1933年に中国広東省のネズミの肺動脈から発見されたものです。

人間に感染するまでのルートですが、広東住血線虫はネズミに寄生しており、ネズミの体内で第1期幼虫になったのち、糞(ふん)から寄生虫が排出され、糞を媒介してナメクジやカタツムリなどの中間宿主の体内に侵入します。

そこで第3期幼虫まで成長したものを食べると、人間に寄生してしまうとのことです。

引用:https://medical.jiji.com/topics/1268

その他、カニ、エビ、カエルなどが汚染されることもあるようです。

2017年の調査によると、横浜市の市街地のドブネズミの28.6%から、広東住血線虫の検出が報告されていますが、このデータから見ても、非常に身近な寄生虫だということが分かりますね。

なめくじを食べたり、触った粘液を介して広東住血線虫が体内に侵入した場合、どうなるのでしょうか?

なめくじ食べたらどうなるの?食中毒の症状は?

なめくじの寄生虫が体内に侵入すると、「広東住血線虫症」という病気を発症する可能性があります。

潜伏期間は約2週間で、その後の血流に乗って、幼虫が脊髄から脳に侵入し、好酸球性髄膜脳炎などの神経疾患や消化器疾患などを引き起こします。

症状としては、激しい頭痛・発熱・嘔吐・顔や四肢の脳性マヒ、知覚異常・昏睡症状が現れたり、目の前のものが二重に見えることもあるそうです。

2~4週間で自然に治癒するパターンが多いですが、摂取した寄生虫の量が多かった場合は症状も悪化する傾向があります。

重症化すると後遺症を残して寝たきり状態になったり、最悪の場合は重篤な場合は死亡することもあるのだとか。

実際に死亡した事例にはどのようなものがあるのでしょうか?

ナメクジ食中毒の過去の死亡事故は?

1番衝撃的なニュースは、2018年11月上旬、オーストラリアのシドニーで27歳という若さで亡くなった「サム・バラード」さんというラグビー選手の事例です。

彼がなめくじを食べたのは、亡くなる8年前の2010年のことでした。
その日、パーティーを楽しんでいた当時19歳のサムバラードさんは、酔った勢いでふざけて、テーブルの上に這っていたナメクジを生のまま飲み込んだのだとか。

きっと明るくて陽気なキャラクターだったのでしょうね。
青春真っ盛りの時期、まさか1匹のナメクジをきっかけに人生が終わるとは思ってもいなかったでしょう。

その後、サムバラードさんは潜伏期間を得て「広東住血線虫症」を発症。脚を激しい痛みが襲います。

寄生虫が脊髄より脳に侵入し、その影響で好酸球性髄膜脳炎を発症し、420日間の昏睡状態となってしまいました。

サムバラードさんは3年間の入院生活を経て退院しましたが、身体の麻痺は残ったまま。
最終的には寝たきりの状態で8年間の闘病生活ののち、命を失ってしまうことになりました。

とても怖い話ですね…。

日本国内でも、広東住血線虫症の感染事例は50件以上あり、特に沖縄で多いようです。沖縄にはアフリカマイマイという大きなカタツムリが生息しているので、その影響もあるかもしれませんね。

また、国内での死亡事故ですが、2000年6月にはナメクジによる寄生虫からの食中毒が1件発生しています。
場所はやはり沖縄県で、米軍基地内の7歳の女児1人が亡くなったそうです。

広東住血線虫症の予防法

広東住血線虫は高確率でネズミに寄生しており、ナメクジも日本の至るところに生息している以上、今回の王将のなめくじ炎上は他人事とは思えませんね。

飲食店だけではなく、私たちも日常生活でも以下の点に気を付ける必要があります。

ナメクジやカタツムリを触ったら必ず手を洗う

手などの皮膚に付着した粘液から感染する可能性があるので、ナメクジやカタツムリに触れてしまった場合は念入りに手を洗いましょう。
小さいお子さんがいるご家庭などは特に注意が必要ですね。

野菜はよく洗うこと

家庭でも野菜はよく洗ってから調理しましょう。特にレタスやキャベツなどの野菜の生食は要注意です。

無農薬野菜をスムージーやスライサーにかけたら、ナメクジが中に混入していたという話も聞いたことがありますが、細かく切ってしまうと更に分からなくなってしまいますよね。

もし、野菜にナメクジが付着していた場合は、ナメクジが這ったあとの粘液にも寄生虫がいる可能性がありますので、流水でよく洗ってから加熱調理しましょう。

食材や食器はしっかり加熱する

広東住血線虫は熱に弱いため、75度で1分間ほど加熱すれば死滅します。

ただ、「食材だけ加熱すれば安心」というわけではありません。

食材が接触したまな板などの調理器具や、食器類も十分に加熱消毒しなければいけません。

【おまけ】なめくじの味は「苦い」らしい?!


これはちょっと余談ですが、なめくじの味についても調べてみました。(お食事中の方はごめんなさい…)

フランス料理の「エスカルゴバター」など、カタツムリは料理に用いられることがありますが、ナメクジの味はどうなのでしょうか?

世の中にはチャレンジャーな人もいるようで、実際にナメクジを食べてみた人も結構いるようです。(生食は危険なので茹でて食べたとのこと)

肝心の味は「とにかく苦い」と感じる方が多いようです。(おそらく内蔵の味かもしれません)

生食の場合はクリーミーな舌触りのようですが、茹でると歯ごたえのしっかりとした貝類やナマコのコリコリ系の食感で、少しヌメリもあり、酢の物に合うのだとか…

しっかり加熱すれば害はないのかもしれませんが、以下のようにナメクジを摂取するのは非常に危険&不味そうなので、真似されないほうが良いでしょう。

まとめ

以前、SNSでは「ナメクジがサラダに入っていた」という投稿を見たことがありますが、
実は私も10年前に韓国旅行に行ったとき、レストランで出されたサラダに黒いナメクジが付着していたことがあります・・・。

当時は無知で、「青虫もナメクジも同程度」ぐらいにしか思っていなかったのですが、今思えば本当に危険だということが分かり、ゾッとしました。

単にお腹壊すだけのレベルではない話ですよね…(汗)

大阪王将での内部告発の内容がもし本当なら「厨房がナメクジだらけ」というのは非常に危険な状態だったのでは?と思います。

寄生虫による食中毒が発生しなかったのは本当に運が良かったのかもしれませんね。

今後、このような内部告発されるような飲食店が減ってくれることを祈ります。

【大阪王将】ファイブエム商事は他店舗口コミもヤバい?大戸屋やベガロポリスのウジ虫・衛生面まとめTRENDLABOのカオス(@trendlabo_jp)です! 【続報!】 8月26日にファイブエム商事が運営する大阪王...

 

あわせて読みたい
error: Content is protected !!