TRENDLABOのカオス(@trendlabo_jp)です!
突然ですが、みなさんは「治験」にどのような印象をお持ちでしょうか?
報酬の割にリスクが高い。危険、怖い、怪しい・・・など
ネガティブなイメージを持たれている方も多いと思います。
しかし、本当にそれは真実なのでしょうか?
今回は「治験の概念を覆す」驚くべき情報が入りましたので、独自に調べた内容を共有したいと思います。
一件300万円の高額バイトのお誘い
きっかけは、海外在住の友人からのこのようなLINEでした。
これまで、全く縁がなかった「治験」というキーワード。
治験といえば、【人体実験・副作用が怖い】というイメージしかなかった私ですが、リアルな友人が参加して実際に300万円の報酬を得たという話に興味が沸き、先入観を捨てて詳しい話を聞いてみることに。
その結果、「こんな楽に稼げる方法があっていいのか?」と思うような信じられない内容だったことが判明したのです。
治験の詳細について
どうやら、今回の治験の募集は2023年1月より実施される日本人向けの治験プロジェクトだそうです。
募集開始直後の早い段階で特別にお声がけいただいたのですが、聞いた話の概要をまとめるとこのような感じでした。
お薬は最初に注射で1回打つのみです。
入院日数は10泊11日で、その後は外来での通院が15回あるそうですが、通院に関しては「絶対に参加が必須」という感じではないようです。
そもそも治験自体は強制ではなく「ボランティア」という位置づけなので、どこまで参加するかも自分の意志で決めることが出来るものですよね。ただ、参加日数が減れば協力費ももちろん減っていきます。
待遇に関しては、報酬の300万円と別途で日本⇔アメリカの往復航空券代を全て会社が負担してくれる上に、さらに通院時の宿泊費や一日20ドルの食事代まで支給されるというのだから、手厚い印象です。
これ、フリーランスや旅行者にとっては非常に効率の良い稼ぎ方かもしれません。
よく「海外治験は高報酬だけど滞在費や生活費で手残りが少ない」と批判されることがあるようですが、これだけ好条件だと、手元に結構な資金が残せそうな印象ですね。
ただ、問題は「どんな環境で過ごすのか?」ということ。
めちゃくちゃ劣悪な環境だったらイヤですよね・・・。
そこで、10日間入院する施設について調べてみました。
滞在場所は「ニューアークのBiotrial社」。
地図でいうとここになります。
ニューヨークですので、交通の利便性は良さそうですね。
退院後には、そのまま「世界の中心」と呼ばれるタイムズスクエアや、自由の女神にも立ち寄りやすそうな立地です。
本物の自由の女神だー!!
感動♪(*´ω`*) pic.twitter.com/fcXhfw9n8V— たぬきねこ (@JGXC4035370) February 29, 2020
NY観光と言えばこの2点は外せませんよね。
次に、治験を実施する施設の画像を見てみました。
思ったよりも新しく、スタイリッシュで綺麗な印象でした。さすが先進国。
ゲームが出来るプレイルームなども完備されているようで、楽しく過ごせそうですね。
治験のリスクが怖い?死亡事例は?
一番気になったのが、やはり「リスク」です。
まず、治験で死亡した人はいるのか?を調べてみました。
すると、日本国内では2019年6月にエーザイの治験で1人死亡事例があることが分かりました。
エーザイの新薬治験で健康な男性が死亡 極めてまれと厚生労働省。エーザイは30日、新薬治験に参加健康な成人男性が死亡と発表。投与終了後に死亡とのことで、薬剤との因果関係については調査中。厚労省によると、国内での健康な被験者の死亡例は極めてまれとのこと(。´_`)ノ
— マックン (@makkun_t) July 31, 2019
その方は健常者だったそうですが、退院後に電柱にのぼり、そこから落下事故で死亡されたのだとか。
治験中の薬には、幻覚などの副作用があったため、「因果関係がない」とは言い切れなかったようです。
この話を聞くと、やはり「治験は怖い」という印象を受けますよね。
しかし、いくら調べてみても、国内での明確な死亡事例はたった1件。
一方、治験自体は、毎日様々な場所で数多く実施されています。
つまり、確率論で見ると「治験で死亡事故が起こる確率は非常に低い(極めてまれ)である」ことを意味しています。
交通事故に遭う確率やコロナで亡くなる確率、他の医療事故とのデータを比較しても、治験で死亡するリスクは限りなく低いことが分かりました。
それには、もちろん理由があります。
治験に至るまでには、規定に沿って6段階に分けて有効性や安全性などの実験が繰り返し行われているからです。
さらに、治験でも「フェーズ」というものがあり、薬が発売されるまでには3段階の治験が実施されています。
時系列で言えば、第一フェーズ→第二フェーズ→第三フェーズの順番で、3段階にわたり治験を繰り返したのち、薬は市場に流通します。
ちなみに、このエーザイの治験は「第一フェーズ」だったのだそう。
エーザイの治験で健常者死亡で一番衝撃的なのはフェーズ1(臨床第Ⅰ相試験)で起こったという点で、人体へ投与してみた第一段階での死亡、ということ。状況や死因が不明だからまだ何とも言い難いけれど、下手な対応をすると面倒なことになるような……https://t.co/KG3pYzj6Ny
— inui (@tatumi140) July 31, 2019
エーザイが開発中のペランパネルに次ぐ次世代のAMPA受容体拮抗剤(ペランパネルはてんかん領域への適応)の日本国内で実施していた健康成人を対象とした第一相試験中に被験者が死亡。現在治験は中止。
第一相試験は最初の人体への投与であることを忘れてはいけない。https://t.co/iaVBD9eHJo pic.twitter.com/tPgy9saCps— BiotechMania (@BiotechMania) July 30, 2019
このことから、治験を受けるときは「どのフェーズか」を見ることも、リスクを図る有効な手段になりそうですね。
やはり、人体の最初の投薬である「第一フェーズ」はリスクも高そうです。
なお、今回の治験は「第三フェーズ」に該当するそうで、国内で発売直前の薬の治験だそうで、欧米ではすでに販売されている薬になります。
そのため、今回は新しい成分の薬を初めて人体で試すような内容とは異なり、あくまで欧米では認められている薬が日本に市場拡大するにあたっての治験なのだそうです。
既に多くの人に使用されている事例があるので、そこまで神経質になる必要はないのかもしれませんね。
ひとくくりに「治験」といっても、内容は千差万別なんですね。
中には、意図的に骨を折って骨折治療の薬を試す治験などもあると知ったのですが、そういうものは絶対にやりたくないですが・・・😅
内容やリスクの度合いも様々なので、治験に参加するときは詳しい内容を知って判断するべきだなと感じました。
個人的には今回の治験はかなり好条件で、参加する価値がある内容だと感じました。
内容に関する詳細や参加条件は?
この治験は誰でも参加することが出来るのでしょうか?
治験には参加条件があるため、残念ながら、断られてしまう方も多いようです。
例えば、
・国籍 純日本人
・年齢 男性28歳~55歳、女性28歳~54歳
・体重 55kg~95kg
・BMI ・・・
など、様々な条件があります。
あいにく、私は条件に該当しておらず、今回の治験に参加することが出来ませんでした。
今回の内容を調査してみると、他の海外治験と比較しても低リスクかつ圧倒的な高報酬で、かなり参加したかったのですが・・・。
初めは「高報酬なのはリスクが高いからだろう」と警戒していましたが、この高報酬の背景は単純にアメリカの物価高騰とドル高の影響によるものだそうです。そのため、今後また同じ条件で開催されるかは分かりません。
残念ですが、せっかく調べましたのでこの情報が誰かのお役に立てたら幸いです。
もし興味のある方は、詳細を確認してみられてはいかがでしょうか。
今回の治験募集に関する詳しい情報を知りたい方は、コチラのLINEアカウントで内容を見ることができます。
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この治験以外にも、好条件の治験情報を配信されているそうなので、情報が必要な方はどうぞ。お問い合わせや相談にも対応いただけるようです。
まとめ
今回、友人の話を聞くことで、「こんな稼ぎ方もあるのか」ということを知り、目からウロコが落ちました。
また、なかなか行けないニューヨークへ無料で行けて旅行も楽しめることや、入院中もゲームや勉強やデスクワークをしながらお金を得られ、様々な人との出会いなどもあり、とても魅力的な経験が得られること自体も財産になりそうだな、と感じました。
もちろん薬には副作用もありますが、リスクを正しく判断する基準として、フェーズがどこなのか・海外では既に流通しているのか?という視点も参考になりました。
世の中には、「プロ治験プレイヤー」という職業もあるようで、治験だけで1000万を稼いだ方の書籍もあるようです。面白いですね。
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また、このような情報がありましたら記事で共有させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。