TRENDLABOのカオス(@trendlabo_jp)です!
タオルの生産地で有名な愛媛県の今治市。
そんな今治市の市民の命を守る今治市消防団内で起きたパワハラの告発が相次いでいるとニュースになっています。
以前は、山口県宇部市の中央消防署員だった松永拓也さんや、美祢市の消防士・竹田勇二さんが職場でのパワハラで自らの命を絶った事件もありました。
日々過酷な訓練をこなす消防署の職場環境ではパワハラやいじめが多いと言われています。
いったい、今治市消防団から告発が起きているパワハラの内容とは一体どのようなもので、誰がパワハラを行っているのでしょうか。
目次
今治市消防本部のパワハラの内容は?
今治市の消防本部はドキュメンタリーや地方番組などでも度々取り上げられる、「子供が憧れる職業」の一つでもあります。
以下の動画をぜひ見ていただきたいのですが、 正義のヒーローでとてもかっこいいですよね!!
そんな憧れのイメージとは裏腹に、「内部ではひどいパワハラが行われている」という疑惑が実際の消防士の告発により浮上しています。
「パワハラ」とは職場の地位や権力を利用して、 業務以外のことで肉体的や精神的な苦痛を与えるという行為です。
被害を受けている現役消防士の発言より、今治市消防で起きたパワハラの内容をまとめるとこのようになります。
・飲み会の席で後輩をボコボコに殴る・蹴る
・仮眠をとる時間に行われる筋トレで長時間懸垂を強要される
・救急現場で気道確保をする道具(直径1センチのチューブ)の使用訓練で、本来はダミーの人形を試さなくてはいけない危険な行為を、麻酔も使わず生身の人間で試して出血させられた。
とてもひどい内容ですね。暴力や暴言が常態化しているのでしょうか?
今治市消防でパワハラをした消防員は誰?顔画像や名前は特定されている?
ニュースの動画では、今治市の消防団で実際にパワハラを行った加害者への直撃取材が試みられていました。
パワハラを行っている上司は複数いるようですが、 ここで取り上げられていたのは、40代の消防司令補の男性です。
モザイクがかかっていますが、画像はこちらになります。
ここで、今治市の消防本部の組織図・人数編成を確認してみました。
今治市公式HPの消防年報によると
現在消防士の数は213人いて、女性は5名いるのだそうです。(数は多少前後していると思われます)
組織図を見るといかにも年功序列だなという印象を受けます。
消防司令補という役職は53人いて、そのうち36人が40代のようです。
その36人の中の一人がこの方だということですね。
また、消防士からは「所属長に相談しても見て見ぬふりをされている状況があるようで、黙認しているのも同罪だ」という意見もあります。
今治市消防長「福田吉三郎」のwikiプロフィールやfacebookは?
たびたびメディアに上がっているのが今治市消防庁の「福田吉三郎」さんです。
この方は、どのような人なのか調べてみました。
フェイスブックには本人だと思われるアカウントが存在していましたが、投稿はしておらず、友人も4名のみ。年齢、学歴や出身校など詳細情報もわかりませんでした。
世代もあるのでしょうか、SNSはほぼ稼働していないものだと思われます。
この福田吉三郎消防長は、パワハラの現場を知らなかったのか、それとも知っていたけれど黙認してきたのか、というのが気になるところですね。
今治市消防団の過去の不祥事がヤバい
今治市の消防団について調べてみたところ、 今回のパワハラ告発は氷山の一角で、過去にも不祥事を起こしていたことがわかりました。
ここ数年で起きた今治市消防団の不祥事のニュースを二つ紹介します。
今治市消防団:分団長が1099万円を着服
今治市消防団の60代の分団長が、平成29年頃から市の消防団員に出勤報酬に使われる管理金1099万円を着服していたという事件がありました。着服したのは「借金返済」という私的流用目的だったのだとか。
発覚した経緯ですが、これまでの報酬は分団長の口座に振り込まれたあとに各団員に支払われていたそうですが、2022年より各団員の報酬は今治市から直接振り込みに変更されたのがきっかけです。その時に今までと金額が違ったため、これまで出勤に見合った報酬が振り込まれていなかったことが発覚したのだそうです。
この時は、全額返済するのであれば刑事告訴などはしないということで、刑事罰には至りませんでした。
その分団長は懲戒免職となっています。
https://twitter.com/VFCKita9/status/1564528273870454789?t=K8aaIbLy_mjLhuINx4jH7Q&s=19
なぜ、そんないつか絶対バレるようなことをやってしまったのか理解に苦しみますね…。
2021年:消防団員が放火で逮捕
2021年4月には、本来消火活動をするはずの消防団員が自ら今治市の倉庫を放火して火事を起こしていたことで逮捕されました。 犯行の動機を非常に珍しい話なのですが、 「せっかく訓練を受けても実際の火事がないので消火活動をしてみたかった」というのがあるようです。
まとめ
今回は今治市の消防団のパワハラについてまとめました。
消防士の仕事は体育会系で年功序列、訓練などの肉体的精神的なストレスも多い職場なので、パワハラが蔓延しやすい環境ができてしまっているのかなと思います。
今後、また精神的に追い込まれて命を絶つ方が現れないよう組織の根本から見直す必要がありそうですね・・・
今治市は審議会を開き、処分が決まれば正式に公表するとのことです。
告発した消防士が報われてくれると良いなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。